巻き爪・陥入爪について
巻き爪
サイズの合わない靴を履いていたり深爪によって、爪が圧迫されて爪側縁が内側に巻き込んだ状態です。巻き爪は陥入爪の原因にもなります。爪が内側に入り込んで痛みを伴います。
陥入爪とは
深爪やサイズの合わない靴を履くことで、爪の両端が圧迫されて皮膚に爪が食い込んだ状態です。陥入爪は、炎症や感染、肉芽形成が起こりやすく、発症すると痛みを伴います。
巻き爪・陥入爪どちらもつま先に痛みが生じて歩行が困難になる場合があります。つま先の痛みをかばう姿勢を続けると、膝関節や腰に負担がかかって膝関節痛や腰痛などの全身症状を引き起こすことがあります。
巻き爪・陥入爪の治療
内服薬・外用薬
炎症や痛みの症状が軽度の場合は、抗生物質の内服、外用薬、テーピングで治療を行います。治療に痛みは伴いませんが、治療は長期間かかります。費用については処方されるお薬の種類によって異なります。詳しくは診察時に医師にご確認ください。
爪切り術、部分抜爪
局所麻酔を行い、食い込んでいる爪を取り除きます。施術をした当日は、患部を水でぬらすことはできません。部分抜爪した際には、出血しやすいので運動や飲酒も控えてください。翌日、経過観察の診察を行います。
費用
健康保険適用となります。
巻き爪のワイヤー法
足の巻き爪は痛みや、肉芽(出血しやすい皮膚の盛り上がり)の形成、傷がついて感染の原因になります。当院では形状記憶合金ワイヤーを使用した矯正療法を保険外診療で行っています。形状記憶ワイヤーがまっすぐに戻ろうとする力を利用して矯正します。爪の先端に2か所穴をあけ、ワイヤーを挿入します。
矯正は先端部分のみとなります。根本近くから巻いている場合は、約1~2か月ごとに入れ替えを継続する必要があります。日常生活の制限はありません。
巻き爪でお困りの方
- 爪が当たって痛みがある
- 炎症を繰り返している
- 形を整えたい
注意点
足の親指のみを対象とさせていただきます。
爪が短すぎると挿入できない場合がありますので切らずに受診してください。
水虫がある方は水虫の治療が先になります。
爪が薄い方は割れることがあります。
矯正に伴ってワイヤーが皮膚に食い込んだり、爪が割れてワイヤーがとびだしたりした場合は受診してください。
料金・治療日
初回:5000円+税 (爪1本あたり) 診察、処置、ワイヤー代込み
2回目以降:3500円+税(爪1本あたり)
※1年以上受診がない場合は初回料金となります。
処置日は基本予約制です。お電話でお問い合わせください。
治療可能日は 月・火・木です。