ほくろ
ほくろは、表皮にメラニン色素を生成するメラノサイトが高密度で集まった良性腫瘍です。
平らなほくろや隆起しているほくろなど様々です。
イボや脂漏性角化症は、見た目がほくろと区別がつかない場合もあります。ほくろの治療は基本的に保険適用外になりますが、場合によっては保険適用となるため医師の診察が必要です。治療は、外科手術かレーザーになります。
施術の流れ
Step1診察
ほくろの状態や大きさなどを確認して、外科手術と炭酸ガスレーザーのどちらが適応かを判断します。炭酸ガスレーザーの場合は、ご希望の場合は診察当日の施術も可能です。
Step2麻酔
炭酸ガスレーザーの場合、局所麻酔は使用します。
痛みに弱い方には、麻酔テープやクリームをご用意しています。診察時にご相談ください。
外科手術の場合は、局所麻酔の注射を施します。
Step3施術
炭酸ガスレーザーの場合は、レーザーをほくろにピンポイントに照射します。
外科手術の場合は、ハサミやメスを使用してほくろを除去します。
Step4経過
ご自宅で1週間ほど軟膏を塗っていただきます。2週間後に経過観察のためご来院いただきます。
個人差がありますが、1~3か月程度は赤みが続きます。
ほくろの治療
炭酸ガスレーザー
隆起したほくろの場合は、保険適応で治療ができます。傷跡が目立ちにくく、きれいな仕上がりが特徴です。
施術中、ほとんど痛みはありません。ほくろの色素が強い場合は、複数回に分けて治療を行うことで、凹まずに綺麗な仕上がりとなります。
施術当日から入浴や洗顔が可能です。施術当日はテープで患部を保護して、翌日からお化粧もできます。ほくろはかさぶたとなって1~2週間で自然に脱落します。
赤みは個人差もありますが、1~3か月続くことがあります。
ご自宅で、軟膏を1週間塗っていただき、経過の確認のため施術から2週間後に診察にお越しください。
リスク・副作用
- 照射後、一時的にかさぶたが出来る
- 赤みや色素沈着を起こすことがある
- 照射した部分が凹んで、傷跡が残る場合がある
外科手術
悪性が疑われる場合や、色素が濃くて大きいもの、完全にほくろをなくしたい場合には外科手術を行います。
局所麻酔をして痛みを抑えた日帰り手術です。手術を行う場合には、血液検査が必要となります。
手術の当日は、運動・お酒・入浴・患部の化粧はできません。患部に水がかからなければシャワーはできます。術後は、患部をガーゼで覆います。ガーゼは翌日ご来院いただくまで外さないようにしてください。ご来院いただいたら、患部を消毒します。
経過に問題がなければ、7日後に抜糸にお越しいただきます。手術痕は、1年程度で目立たなくなります。
費用
※費用は税込表記となります。現金のみの取扱いとなります。
隆起したほくろ
隆起したほくろは、場合によっては保険適用になります。
大きさや状態によって異なりますので、診察時にご説明させていただきます。
炭酸ガスレーザー
直径10ミリ以下のほくろ | 11,000~16,500円程度 ※保険適応の場合は1つあたり9,900円程度 2回目以降の照射の場合、診察料が発生します。 |
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外科手術
ほくろ1か所 | 11,000~16,500円程度 ※手術の範囲や場所によって金額は異なります |
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平らなほくろ(保険適応外)
※自費診療の初診料として(3,000円)がかかります。
ほくろ1mmにつき | 3,300円 ※診察料、お薬料別途かかります。 |
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※再照射について:ほくろの組織が深い場合、再照射が必要となる場合があります。再照射料は、ほくろの大きさに関わらず1カ所1,100円です。